夜の斑尾高原は、懐中電灯を持ったお子さんやその家族が夜遅くまで歩いています。
クワガタを探して歩いているのです。
本来クワガタムシは夜行性ですが、ミヤマクワガタは環境によっては昼間でも行動します。
おらっち、トレッキングのガイドとして森をご案内している時見かけることしばしば。
ミヤマクワガタは、涼しい所が好きらしい。いわゆる冷涼湿潤の環境。それと違いノコギリクワガタは、温暖湿潤の環境が好きらしい。
だから、ミヤマクワガタは山地に多くノコギリクワガタは平地に多くみられるのもうなずけるところです。
ミヤマクワガタのミヤマは、「深山」からです。山奥の意味ですから標高が高い山間部
に見かけるということでしょうか。
ミヤマクワガタは、人間の手つかずの環境に生息するといわれいて、指標昆虫に指定されています。良好な自然環境に生息するため環境調査のために指定されてる昆虫の一つだそうです。
やはり斑尾高原は、ミヤマクワガタが多く生息しているということはまだまだ環境が荒れていないということがいえるのではないでしょうか。
クワガタムシが居なくならないように環境を守っていきたいものです。
斑尾高原にきてミヤマクワガタを採取したお子さんたちは、家に戻ったら涼しくしてあげてください。
25度くらいで約2カ月の寿命と言われているミヤマクワガタですが、20度~23度位にしてあげると4カ月近く寿命が延びるそうです。
そして、体も大きくなるそうです。
そして、湿度も忘れずに・・・!。
秋に卵をうみ、冬をこして夏に成虫になるのに、平均的には2カ月足らずの寿命
採取したクワガタムシ大事に優しく見守ってほしいと思います。