北信五岳ー黒姫山

黒姫山(2053m)は斑尾山から直線距離にして13kmです。
斑尾山の頂上からは、また大明神岳からは目の前に見えます。
典型的なコニーデ火山(現在はこういう呼び方はしないそうですが)で見事な円錐形の山です。
ですから、その山容から「信濃富士」ともよばれ、頂上には半円形の外輪山があるんです。
なだらかに見えるんですが、約4万年前に起きた水蒸気爆発によって出来た外壁の一部であり、このときの爆発で山頂は大きく崩れ、北西方向に岩塊を押し出しています。現在も北麓には、数十メートルもある岩が多くあります。
黒姫山の東側山腹にやや小さい丸い小山「御鹿山」がありますが、この山の溶岩の上には約7万年の火山灰が堆積していて、この様な古い火山が山麓を取り巻いていて、約10万年前くらいには標高の低い所で火山が活動していとと推定されています。
これらの古い火山を、「前黒姫火山」って呼んでるんです。

黒姫山の由来は・・・・・
黒姫山にはいくつかの伝説があります。
黒姫というお姫様にからむ伝説から呼ぶようになったと地元の人たちは話しますし、寛仁4年(1020)恵信という僧侶が、万民豊薬・仏法興隆を祈願して、黒姫弁財天の像を刻んで奉納したことから黒姫山というようになったとも言われています。

その他の伝説は、次回に・・・・・

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