長野県を代表する新聞に「信濃毎日新聞」がありますが、その中の特集という紙面に連載されている「八ヶ岳」というのがあります。
題字は「田部井 淳子」さんのものです。
田部井さんは斑尾にも2度いらしておられますが、斑尾高原のトレイルと信越トレイルのイベントでした。
2度とも、おらっちが現地のガイドとしてご一緒させていただいています。
18日の紙面で「八ヶ岳」も50回になりました。
今回は、八ヶ岳に入る登山者の安全を守る諏訪地区山岳遭難防止対策協会の隊員の方々の現況が書かれています。
山に入る人たちの状況や学校における山岳部の実態、山で起こる事故に対処する隊員の問題など・・・・
やはり直面している問題は、高齢化という問題のようです。
主要な母体である山岳会員の減少と高齢化傾向が原因の一つでもあるといえます。
遭難救助となると年のことは忘れ、「気持ちを切り替え、誰も泣き言を言わない」という人ばかりという頼もしくもあり尊敬さえも感じる。
下界にいる我々には想像も付かない、意志と体力と使命感をもった人たちの集まりのような気がします。
山が好きだけでは勤まらないしごとであります。
この記事の最後に、諏訪地区遭体協の隊長が、「ほそぼそとも山岳会の入ってくる若者を少しずつ育てるしかない、山岳救助は命を預けあう厳しい面があるのだから、本当の山好きにこそ入って来て欲しい」と期待を込めて呼びかけている。と結ばれています。
ちなみにこの隊長は、おらっちの実兄であります。
この冬も事故が無いことを願うばかりです。