斑尾山麓開発の成り立ち 11

問題点 及び その処理方法として
以下のようになっています。

スキー場計画について

斑尾山麓の開発は、スキー場の開設が絶対条件ともいえるものであり、これが強力な推進こそ開発の成否を左右するものである。

このような観点からスキー場計画は、中小規模でなく国際級の大規模な計画としたものであり、
従って菅平方式による還元施設では投資額の面からみて中途半端なものとなると判断し、民間資本の導入を企図したものである。

民間資本の導入は、いち企業による利益の吸収であるという論議もあろうと考えられるが、
これによってスキー場開設に要する還元投資額が他の方面に振り向けられるものであり、
基盤整備の進展とともに民宿の開設等による地域の利益は飛躍的に増大するものであって、県の計画に従っての秩序ある開発を進めることにより充分カバーできるものと考えている。

また、関係市町村の考え方は、スキー場開設に伴っての宿泊施設の充実を考えており、
周辺部落の民宿化と共同宿泊施設の開設に意欲をみせていて、スキー場用地の確保についても、
関係市町村有地を全面的に貸付する方向で固まっており、
保健休養地の価値を高めるという認識にたって全面的な協力態勢をとっている。

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