あんまりの景色にちょっと休憩時間・・・オーバーしちゃいました。
万坂峠までルピナストレイルを下ります。
次の峰、袴岳がはっきりと確認できます、 え~あすこまで行くの~。
ルピナストレイルの右手には、栃の木・ウダイカンバ(鵜明松樺)・シラカンバ・ダケカンバ(岳樺)など大きな木があります。栃の木には円錐形に白い花が咲いてます。ウダイカンバは岐阜長良川の鵜飼の時に船の上で焚くかがり火に使う木なんだよ。燃えやすいけど長持ちするんで使われるらしい、だから鵜っていう漢字が使われてるんだね。
斑尾高原周辺には四種類のカンバの木があるんだ。
カンバの木は本来、標高や地域によって生態がちがうんだけど斑尾はほとんど同じ地域に四種類を見ることが出来る貴重な地域なんだよ。
特にダケカンバ(岳樺)は亜高山帯(2000m~2500m以上)にあるんだけど斑尾には860mくらいのところに30cmくらいの太さの木を見ることができるんです。
珍しいのは、ヤエガワカンバです。
木の皮が亀甲模様のようになっててそれがぼろぼろ剥げるんです。40年程前の調査では何本も確認されたとありますが、現在は、希望湖の南西に大きなものが一本と、ゲレンデ近くに直径20cm~30cmくらいのものが4本あるだけです。(おらっちが見てるものは)・・・・
ルピナストレイルのルピナスは、誰が・何時頃・何のために植えたんでしょう・・・か。
ルピナスは繁殖力が強くどんどん増えます。山に自然と生えるものではないので生態系を崩します。ニュージーランドでもルピナスが問題になっていて、多くの人たちによって抜き取り運動がはじまってるようです。
お客様を迎える斑尾リゾートとしては、春から秋まで施設の周りを花で飾りたいという気持ちが、また近年のガーデニングの動き等により花を中心にいろいろな植物が持ち込まれ、種となって繁殖して行くという矛盾の中にいることも確かです。
それと、山野草人気からおおくの植物が盗掘され斑尾高原周辺から無くなっているのも事実です。
おらっちのあんな花もある、こんな花もあるなんて書くと教えてるようものってこともあるよね。
万坂峠からの花街道・・・・・どうしようかな?
ともかく・・飯・めし! で昼ごはん。