復帰・第1戦

飯山市一帯が森林セラピー基地に認定され、その取り組みの一つとして「健康への旅」のモニターツアーが行なわれています。斑尾高原では7月に2回、今月に入り18日から20日にかけ3回目のツアーが行なわれています。

ツアー日程の中に、到着日の14時から「斑尾高原”母の森”のご案内}があります。
赤池周辺のブナの森の中をトレッキングをしたり、また普段経験が出来ないようなゆったりとした時間をすごし、心穏やかな癒やしを森からの贈り物として感じていただこうと8名のお客様をご案内したんです。

復帰後の第1戦であります。
朝からのウォーミングアップはOK。膝の状態も心配なさそうです。心配なのはこの天候の暑さです。
ガイドの内容は、普段のトレッキングガイドと違い、歩くことは少なく森の中で30~40分心静かに過ごすことへのガイドです。
おしゃべりガイドで有名なおらっちとしては・・・・・それが一番つらい!!。

森へのトレイル・・・立ち上がりは順調であります。
いよいよ森への入り口から階段が・・・・・クリーンナップの登場といったところ。
なんとか緊張感をもちマイペースで勝利投手の権利をつかむ付近まで・・・

先をあせるわけではないが、時間がたたない!
何をしよう・・・・得意な話をしてもいいのか・・・セラピーって言うからにはそのようは話じゃなければまずいんかな~・・・

ブナの木はとっても強く過酷な自然条件のなかで生き残り私達人間にたくさんの恵みを与えてくれてるんです・・・・

自然からの気を体に取り込み、私達の体が本来持っている免疫力を高めることに効果があると言われる、大きくゆっくり複式で呼吸してみましょうか・・?

ゆったりと木になったつもりで、ヨガにある木のポーズしてみましょうか・・・

ここ斑尾高原て言う所は、歴史的にはこんなところなんです・・・。

斑尾山は・・・妙高山は・・・湿原は・・・ミズバショウは・・・

って、いつもの調子よりはゆったりと・・・声のトーンも落としめ・・・そして・・にこやかに。

てなわけで、なんとか完投。   完封とまではいかないが・・・反省点もいっぱい。

25日にはまたまた、登板予定。
相手打線は・・・・お互い気持ちの良い、心に残る・・試合に!
練習試合なんで、勉強・勉強・・・・です。

マウンテンバイク・ピクニック

今日、朝起きたときから肩のヘンがやけに筋肉痛
なんでか・・・?   そんなに肩に力入れて、変な寝ぞうしてたかナ~。

人に追われる夢も見てね~し。
あッ・・・・あれだ!

22日、友人グループがやってるスポーツクラブ「アクティブ4」の手伝いが原因、斑尾から飯山の町までの・・・チャリンコ
じゃかわいそうだな・・・

標高差700m距離10kmを下る、マウンテンバイク
ッて言わなきゃ・・・・ね!

チャリの担当は、ビッグ・マウス・バンドの強力メンバー4人ってもんだ。
シーズン最初のお客様は、中学生36人
シーズンはじめとは思えない・・・チャリのリーダーのセーフティートーク

毎度のことだけど・・なめらかだよな~    滑らかなのは良いけど・・
オイ・オイオイ・・・時間押してるぜェ~
20分で飯山までかい・・・?

チャリの楽しみは・・・・お昼ごはん!。
忙しい時間内での「アクティブ4」のお仕事、当然楽しみはじゃんけんで争う、ローソンまたはセブンイレブンのお弁当かおにぎり。

たまたま、チャリのゴール地点には、それもまん前に、江戸前の蕎麦屋さんがあるんだな~。
チャリの担当者にとっては憧れのお昼ご飯場所なのである。
天丼にお蕎麦がついてる定食、これが食べれるんだったら・・・・
いつもなら、いきなりビール下さいッ・・てとこだけど。

最初のチャリ、ぶっつけ本番 張り切って昼ごはんの時間調整・・ばっちり

じゃ・・・ローソンか
おらっち4人の間では、暗黙のうちにこの蕎麦屋さんを、ローソンと思い込んでいます。
どこで、今日お昼たべたの・・?と聞かれても、4人は決まってローソンの弁当ッて答えます。
ローソンのお弁当は、ついついゆっくりしていまい、時計を見たら・・・びっくり
午後のチャリに間に合うか?   時計が進んでるわけじゃ・・ね~な。
案の定、スタート地点では次の中学生、先に上げたチャリに、もうさわってたりしてます。
リーダーおもむろにセーフティートーク、おらっち汗かきチャリの準備
ヤバッ
チャリが・・・・た・り・な・い  
神様ッているんだよな~。
身長が低い子が、子供用のチャリにピッタンコ   ようやくおらっちガイドの分のチャリ   間に合いました。
しかし   ブレーキ・ギア・不安のチャリ3台
行くっきゃ  ないです。・・・・・おらっちプロですから・・・

というわけで、またまた時間は押してます。
でも、今度は到着時間、予定より1分前でした。

ということは、途中何してたんだ? 走りっぱなしか・・・・

でも、おらっちたちは、お昼ごはんは   ぜったいローソンだったし
子供達には、喜んで頂きました。

嘘はついていません。

花と歴史の沼の原

今日の、信濃毎日新聞の北信版に沼の原湿原のミズバショウが紹介されています。
湿原中央の川べりを、事務局の佐藤君が歩いてる写真です。

沼の原湿原はほぼ300年をかけて出来た湿原です。
ミズバショウが盛んに咲き誇っている場所は、水田の跡と思われます。
そうなんです、昔あの場所には人が住んでいたんです。

残っている記録には、享保年間(1716~1735)江戸時代の中頃で将軍吉宗の時代には、宿場町「萩原宿」として75戸を数えたとあります。
1戸に3~4人として300人近い人たちが暮らしていたことになります。

いつ頃から「奥沼部落」とも呼ばれる「萩原宿」の歴史ははじまったんでしょうか。
どうも、様々な歴史と言伝えなどをつなぎ合わせると平安時代にさかのぼる。
斑尾山から北に延びる関田山脈には多くの17の峠道があるが、奥沼部落は峠道の重要な位置にある。17の峠道の内、一番南に位置する「万坂峠」からは、斑尾山の北斜面を抜け八坊塚・分道・堂平・飯山の「飯山・田口街道」
奥沼部落の西(現西トレイル)を抜け沼の池(希望湖)・大川・藤ノ木の街道。
樽本から沼の池(沼部落)・奥沼部落の東の川沿い(現、東トレイル)・分道と抜ける「樽本越え」ここは唯一峠がついてません。ここを入れて17の峠道です。

街道が交わる場所には、人が集まるのと同時に周辺に人が住み始め、そして厳しい自然と山岳宗教等の影響から、八坊主・八坊塚の地名にあるように多くの寺院が古くから建てられるようになったと思われます。
奥沼部落には、弘法大師(後の空海774~835)の弟子、慶順(1486~1592)が開山したという伝えがあり、親鸞(1173~1262)も越後から関東への布教に行く時、親鸞の10世の孫、蓮如(1415~1499)も親鸞の布教の道を訪ね、1468年頃、「樽本越え」を通ったとされている。

越後側にも寺院があったといいます。
上樽本でも、集落の中央を流れる土路川の東側の地域の土中からは、寺院の物と思われる廃材や五輪塔の一部と思われる石がいまだに出るといいます。
おそらく、上樽本より上部の場所に寺院があり大きな土砂崩壊によって埋まったものと考えられます。

沼の原湿原は、貴重な自然環境の場所であると同時に、様々な歴史を持った
ロマンあふれる場所でもあります。

小説「破戒」出版から100年

複雑な世の中になっている現在、様々な面において変わりつつあるがまだまだいろいろな所で偏見や陰湿な差別、いじめはこの社会に潜在しています。

明治の奥信濃、飯山を舞台とし秋から初冬にかけての一ヶ月を瀬川丑松を主人公に偏見と差別を題材に書かれた小説「破戒」があります。

「破戒」の作者は島崎藤村であります。
「破戒」は1906(明治39年)3月25日に出版されました。
島崎藤村が34歳の誕生日に自費出版されています。

ですから、今年は出版からちょうど100年になるんです。

出版の反響は大きく、初版第一版はすぐに売り切れて、夏目漱石や島村抱月も絶賛し外国の自然主義文学に並ぶ文学と評価されています。
しかし、その内容の様々な論議から藤村は1929年7月新潮社からの「破戒」を絶版にしたり、10年後の1939年2月には再版の声に応え、藤村は二百数十ケ所の言い換えや削除をして改訂版の「破戒」を再出版をしています。
1953年に刊行された「現代日本文学全集」に収録の「破戒」は初版本が復元されています。

毎日の新聞やニュース等で人間社会がつくりだす葛藤や矛盾等の問題が取り上げられ事件化しているのを見るたびに、
経済や科学が日々進歩していても人間が持つ本来の感情や性格の成長には時間が掛かるしいろいろな交わりが必要なんだと・・・・

島崎藤村の 小説「破戒」出版100年目に思いにふけりました。

飯山市にある真宗寺(浄土真宗本願寺派)という寺は、小説「破戒」の蓮華寺のモデルなんです。

「蓮華寺では下宿を兼ねた。瀬川丑松が・・・・寺は信州下水内郡飯山町二十何ヶ寺の一つ・・・」

寺を訪ねると、島崎藤村の「破戒」の第一章を刻んだ文学碑があります。
藤村は、この飯山を”小京都”と呼び、明治36年頃、たびたび飯山を訪れたとい言います。このことは「千曲川スケッチ」に見ることが出来ます。

もう直ぐ真宗寺前の通りの桜並木も花が咲き始めます。

スキー大会終了

斑尾シニアスキー大会無事終了。
24日朝からピーカンの天気、気温低め、23日の夜うっすら雪。

この時期としては条件最高。

23日午後7時からの開会式&ウェルカムパーティーは、参加選手・大会スタッフ合わせ50人強のパーティーになりました。
心配していたパーティーのメニュー
やはり乾き物・チーズ類・などセットしたがテーブルの上は・・・・貧弱

シニアの皆さんにちょっと楽しんでいただくには・・・と思い
急遽、思いつきで、おなかにも溜まらないし斑尾らしく・・なんて思い
昨年春の、こごみぜんまいを冷凍庫から取り出し
ぜんまいをもどし
山うどは、さすがに出ないし昨年のものは歯ざわりないし、香りも少ないんでスーパーで調達、
ついでに今が旬のホタルイカも・・・
こごみのごまあえ
ぜんまいとこんにゃくの白和え
うどとホタルイカの酢味噌あえ
うどの穂先と皮のきんぴら
北信州の郷土料理・いも生酢
れんこん甘酢煮
の6品、10皿をかみさんとおおあわてで用意。

そのかいあって、酒のつまみに大好評。食事の後にもかかわらず残ることなく召し上がって頂きました。

ちなみに用意した日本酒は、須坂遠藤酒造渓流ひやおろしの限定純米酒・北光正宗の特別本辛口・ボルドーワイン(ムートン・カデが旨かった・・・)
あとは、ビール・ソフトドリンク・ウィスキーは、シーバス12年・シングルモルトグレンフィディック12年。

スタッフも含め楽しく美味しく、時間が過ぎました。

24日の競技は、参加者42選手、2本の合計タイム
全員の完走、トラブルなし。
ピ-カンの天気のわりには風が冷たく気温も1日中低めだったので協賛企業 日東紅茶の3種類の紅茶サービスがとっても好評でした。

閉会式での年齢別表彰の後、来シーズン第21回目の開催と、再会をお約束し全次第を終了。

それにしても、年齢別の表彰なのでおらっち賞状読んで手渡すの23回もあったんです。・・・・以下同文なんだけど・・・

選手の皆さん、大会役員本当にありがとうございました、そしてご苦労様でした。