めいっぱいの春、いただきトレッキング

北海道から信越トレイルを歩きに4人のトレッカーがいらっしゃいました。
アコンカグア登頂・アラスカマッキンリー山滑降・アリューシャンやグリーンランドをカヤック&滑降などすっごい経歴を持つガイドの人が3人のお客様を連れ、5泊6日の予定でスルーハイクです。
3人のお客様は女性です。世界のトレイルを楽しみながら歩いてるベテランとの事。
6日、7日とおらっちに宿泊、7日は斑尾山から赤池までの約12kmをトレッキング。おらっち現地ガイドです。

女性とは言え、おばさんです。・・・・・・すんません。
でも、さすがにいろんな所を歩いてるだけに足腰は丈夫です・・・さすがです。

後で、年齢を聞いて・・・びっくりです。
78歳・76歳・いちばん若い方で63歳でした。
どう見ても60代2人、50代1人だと思ったし、見た目にもそう見えたからです。
北海道とこの辺では、地域文化、歴史がまったく違っていることから、この地域の歴史、文化に興味があるとのこと・・・・・
よかった・・・おらっちの得意な分野、いっぱいしゃべりまくりました。

植物の呼び方(地域での・・)や山菜としての食べ方など・・・
ガイドの奈良さん、コシアブラを食べたことがないとのこと。
他の皆さん、珍しい山菜、食べたことの無い料理の仕方・・・・注文多し!。

トレイルから外れ、おらっち山菜さがしのトレッキング。
斑尾山から大明神岳に向かうところで先ず、ギフチョウに遭遇。北海道の人はギフチョウを知らない・・・。
仮山頂からタングラムに向かう稜線では4羽の遭遇。
そして、コシアブラ収穫。

ルピナストレイル中腹の大きなブナの木の下で楽しくお昼ごはん。
我が家のお弁当に、皆さん大満足!。・・・おかあちゃん、朝早くからありがとさん。ふき味噌やゆで卵の味噌漬け大好評でした・・よ。

袴岳に入り、昨年のブナの実の豊作が見事にブナ林の中いっぱいに芽をだしてます。まるでカイ割れ大根を栽培してるみたいです。
その数には圧倒されます、そしてとっても美しい!。
動物の何かが、昨年実を集めて忘れたのか・・・・大きなコップくらいの処にまとまって50本ちかく生えてる・・・そのままパックに入れたら本当にカイワレ!。

これだけの数、200本ほど、い・た・だ・き!
今夜の夕食時、これで特別つまみを作ってやろう。

その他、ちょっとヤブにはいってしばし山菜取り。
その結果、
うどの皮のきんぴら。   うどのスティック。   うどの葉のてんぷら。   竹の子とわらび、こごみの味噌汁。  コシアブラのてんぷら。  うどぶきのおしたし。

極め付き・・・本日のメインつまみ。
ブナの芽のおしたし、 おかかと醤油。   マヨネーズ和え。  酢味噌和え。   豚肉とブナの芽ごま油いため塩コショウ味。・・・・どれも最高!

大きな自然を・・・そして究極の食物繊維・・・を体に取り込み
北海道はでっかいど~・・・の方々も感激の・・・夕食でした。
ガイドの奈良さん、つまみのおかげで・・・・ちょっと飲みすぎ?

今日は、赤池から涌井までのトレッキングです。
楽しいトレッキングを・・・をお約束しお別れしました。・・・がんばってくださ~い。

最後ですが・・袴岳では、ヒメギフチョウにも遭遇しました。
みんなで、「春の女神」にしばし見とれてました。
とっても楽しいトレッキングでした。

マウンテンバイク・ピクニック

今日、朝起きたときから肩のヘンがやけに筋肉痛
なんでか・・・?   そんなに肩に力入れて、変な寝ぞうしてたかナ~。

人に追われる夢も見てね~し。
あッ・・・・あれだ!

22日、友人グループがやってるスポーツクラブ「アクティブ4」の手伝いが原因、斑尾から飯山の町までの・・・チャリンコ
じゃかわいそうだな・・・

標高差700m距離10kmを下る、マウンテンバイク
ッて言わなきゃ・・・・ね!

チャリの担当は、ビッグ・マウス・バンドの強力メンバー4人ってもんだ。
シーズン最初のお客様は、中学生36人
シーズンはじめとは思えない・・・チャリのリーダーのセーフティートーク

毎度のことだけど・・なめらかだよな~    滑らかなのは良いけど・・
オイ・オイオイ・・・時間押してるぜェ~
20分で飯山までかい・・・?

チャリの楽しみは・・・・お昼ごはん!。
忙しい時間内での「アクティブ4」のお仕事、当然楽しみはじゃんけんで争う、ローソンまたはセブンイレブンのお弁当かおにぎり。

たまたま、チャリのゴール地点には、それもまん前に、江戸前の蕎麦屋さんがあるんだな~。
チャリの担当者にとっては憧れのお昼ご飯場所なのである。
天丼にお蕎麦がついてる定食、これが食べれるんだったら・・・・
いつもなら、いきなりビール下さいッ・・てとこだけど。

最初のチャリ、ぶっつけ本番 張り切って昼ごはんの時間調整・・ばっちり

じゃ・・・ローソンか
おらっち4人の間では、暗黙のうちにこの蕎麦屋さんを、ローソンと思い込んでいます。
どこで、今日お昼たべたの・・?と聞かれても、4人は決まってローソンの弁当ッて答えます。
ローソンのお弁当は、ついついゆっくりしていまい、時計を見たら・・・びっくり
午後のチャリに間に合うか?   時計が進んでるわけじゃ・・ね~な。
案の定、スタート地点では次の中学生、先に上げたチャリに、もうさわってたりしてます。
リーダーおもむろにセーフティートーク、おらっち汗かきチャリの準備
ヤバッ
チャリが・・・・た・り・な・い  
神様ッているんだよな~。
身長が低い子が、子供用のチャリにピッタンコ   ようやくおらっちガイドの分のチャリ   間に合いました。
しかし   ブレーキ・ギア・不安のチャリ3台
行くっきゃ  ないです。・・・・・おらっちプロですから・・・

というわけで、またまた時間は押してます。
でも、今度は到着時間、予定より1分前でした。

ということは、途中何してたんだ? 走りっぱなしか・・・・

でも、おらっちたちは、お昼ごはんは   ぜったいローソンだったし
子供達には、喜んで頂きました。

嘘はついていません。

花と歴史の沼の原

今日の、信濃毎日新聞の北信版に沼の原湿原のミズバショウが紹介されています。
湿原中央の川べりを、事務局の佐藤君が歩いてる写真です。

沼の原湿原はほぼ300年をかけて出来た湿原です。
ミズバショウが盛んに咲き誇っている場所は、水田の跡と思われます。
そうなんです、昔あの場所には人が住んでいたんです。

残っている記録には、享保年間(1716~1735)江戸時代の中頃で将軍吉宗の時代には、宿場町「萩原宿」として75戸を数えたとあります。
1戸に3~4人として300人近い人たちが暮らしていたことになります。

いつ頃から「奥沼部落」とも呼ばれる「萩原宿」の歴史ははじまったんでしょうか。
どうも、様々な歴史と言伝えなどをつなぎ合わせると平安時代にさかのぼる。
斑尾山から北に延びる関田山脈には多くの17の峠道があるが、奥沼部落は峠道の重要な位置にある。17の峠道の内、一番南に位置する「万坂峠」からは、斑尾山の北斜面を抜け八坊塚・分道・堂平・飯山の「飯山・田口街道」
奥沼部落の西(現西トレイル)を抜け沼の池(希望湖)・大川・藤ノ木の街道。
樽本から沼の池(沼部落)・奥沼部落の東の川沿い(現、東トレイル)・分道と抜ける「樽本越え」ここは唯一峠がついてません。ここを入れて17の峠道です。

街道が交わる場所には、人が集まるのと同時に周辺に人が住み始め、そして厳しい自然と山岳宗教等の影響から、八坊主・八坊塚の地名にあるように多くの寺院が古くから建てられるようになったと思われます。
奥沼部落には、弘法大師(後の空海774~835)の弟子、慶順(1486~1592)が開山したという伝えがあり、親鸞(1173~1262)も越後から関東への布教に行く時、親鸞の10世の孫、蓮如(1415~1499)も親鸞の布教の道を訪ね、1468年頃、「樽本越え」を通ったとされている。

越後側にも寺院があったといいます。
上樽本でも、集落の中央を流れる土路川の東側の地域の土中からは、寺院の物と思われる廃材や五輪塔の一部と思われる石がいまだに出るといいます。
おそらく、上樽本より上部の場所に寺院があり大きな土砂崩壊によって埋まったものと考えられます。

沼の原湿原は、貴重な自然環境の場所であると同時に、様々な歴史を持った
ロマンあふれる場所でもあります。

斑尾高原のさくら

ついこの間、2日ほどやけに暖かいというよりは暑いと思うほどの日があったかと思うと、今日なんかは寒いよね・・・。

時々、雨なんかが降ったり、風は南風なんだけど冷たいし

今朝は、5時半に起きて、6時からトレイルの下見に行きました。
雨の中、ビッグ・マウス・バンドのメンバー2人と3人です。
明日の、「妙高エコ・トレッキング・イン斑尾」に参加されるお客様に斑尾の魅力を充分に味わっていただこうと思い、そのルート探しなんです。・・・・残雪の除雪もしながら。

9時には、実行委員会のメンバーとルートの改良作業。 雪の為に折れてしまった橋の架け替え、残雪の多いいところの除雪・・・等々です
13時には、このイベントに大阪吹田市から50人のお客様が到着されるので
そのお出迎え・・・・そこでご挨拶

なんか・・・1日がやけに長いです。

湿原もこのルートもいたるところミズバショウだらけ。
おおいわかがみにも花芽が付いてました。オオヤマザクラも咲いてるし
水溜りにはカエルの卵もあるし、春を充分感じるルートです。

さくらといえば、斑尾高原ホテル前のテニスコート入口に
2本の桜が、今見ごろだよね。
あの桜、斑尾高原開発20周年の記念植樹で植えられたものって、・・・しってた?
平成3年8月1日 10時30分に記念植樹
15時から「芙蓉の間」で記念式典
16時からは、ジャズ・フェスティバルの10周年とジャズ・フェスティバル91”のウェルカムパーティーを兼ねた祝賀会が、ホテル・モンエール横にあった「イベントハウス」で行なわれたんだよ。

「イベントハウス」ってのは、ジャズ・フェスの夜のジャムセッションの為に造ったテントハウスだったんです。

桜は、3本植えられたんだけど雪の影響を受け、1本だけが育ちが悪く今年の春に根元から折れてしまいました。
3本は、飯山市、信濃町、旧妙高村の協力を得て開発されたので、市、町、村に対し感謝の気持ちを表す桜ということで3本植えたんです。

15年も経つと立派な木になるし、毎年良い花咲いてくれるよね。

桜の木の下に、唱歌「ふるさと」の詩が刻まれた石碑があるけど
あれは、斑尾高原開発10周年の記念碑なんだよ。
山の家の前の3本のオオヤマザクラは、斑尾高原開発30周年記念植樹なんです。
花芽がふくらみ始めました、他の桜が終わった頃
咲いてくれると思います。    結構、目立ちたがり屋かも・・・・。

植えた奴が・・・・奴だけに・・・?。

ミズバショウと新緑トレッキング

今日の午前中は、観光協会が企画している「ミズバショウと新緑トレッキング」に参加されたお客様のガイドとして、赤池周辺のブナ林に行ってきました。

2泊3日の日程で、最初の日は沼の原湿原をトレッキングされミズバショウの群生を見た方々です。
赤池周辺の新緑の美しさをブナ林の中で感じていただこうと思ってましたが
とにかく雪の消え方が遅く・・・・どうしようもありません。
赤池の管理棟の駐車場は、まだ平均して2m近くの雪が残ってます。

それでも、やっとイタヤカエデの木には、黄色い小さな花が咲き始め
炭焼き小屋の近くのオオヤマ桜にも濃いピンクの花がさき始めています。

2m近い雪の林道沿いに、炭焼き小屋を通り、展望台までの往復のルートしか仕方なく
おまけに、花は無いし、木にはっぱも出てない、ネタなしの状態。
とにかく、お客様の為にしゃべりまくりました。

斑尾山、袴岳、妙高山、黒姫山、豊葦地区の歴史から始まり、野沢方面の山、その奥の栄村、そして最後には、次の大河ドラマ 山本勘助の話まで・・・・
普段の口数の多さがさいわいしたか・・・・な。

新緑トレッキングでこの話・・・・お客様はどう思ったでしょう・・?

斑尾ってこんな所、周辺はこんな感じのところ、自然も歴史も、暮らす人はこんないろんな人がいて斑尾高原というところに地域が出来てきたんです、これら全てに興味を持ってもらって、また訪れてもらいたいって
いろんな話・・・したって訳です。

それでも、花に関すること、木に関すること、地域の文化・歴史に関すすることしゃべり、なんとか時間を調整し自分なりに80点くらいの出来と思ってるときにかぎって、
「いま、飛んでった鳥なんですか」
「いま、鳴いてる鳥なんですか?」        だって。

ありゃりゃ・・・まったく不得意の分野に質問。
ひたすら、「すんません・・・勉強不足で・・・・
カラスとニワトリの区別は・・・つくんですが・・」。
これの印象が皆さんにのこっていたら・・・と  冷や汗だらり。

必死で別の話に切り替え、やたら・・・愛想笑い、得意な駄洒落もでません。

大雪の為に、トレイルの道標が斜めになったり、木がいたるところで折れたり倒れたりしていて、雪が解けると切り土したトレイルが崩れたりしていると思うし、また会員の出役で整備をして、気持ちよくお客様に歩いていただけるように

がんばろッ!。

J・Jazz・NetのPLAY LISTからTHE・PARK でも聞きながら読んでね!。