達人になってしまいました。

BSのTBSの番組、「ぶらり日本 健美の旅」におらっち出ました。
10月15日PM6時にOAがありましたが、
明日22日(土)のPM6時再放送があります。

なぎらけんいちさんと希望湖の周辺など森林セラピーを体験していただきました。

番組のスポンサー「DHC」のHPでも5分のダイジェストで見ることができます。

ミヤマクワガタは涼しいのが好き。

夜の斑尾高原は、懐中電灯を持ったお子さんやその家族が夜遅くまで歩いています。
クワガタを探して歩いているのです。
本来クワガタムシは夜行性ですが、ミヤマクワガタは環境によっては昼間でも行動します。

おらっち、トレッキングのガイドとして森をご案内している時見かけることしばしば。

ミヤマクワガタは、涼しい所が好きらしい。いわゆる冷涼湿潤の環境。それと違いノコギリクワガタは、温暖湿潤の環境が好きらしい。
だから、ミヤマクワガタは山地に多くノコギリクワガタは平地に多くみられるのもうなずけるところです。
ミヤマクワガタのミヤマは、「深山」からです。山奥の意味ですから標高が高い山間部
に見かけるということでしょうか。

ミヤマクワガタは、人間の手つかずの環境に生息するといわれいて、指標昆虫に指定されています。良好な自然環境に生息するため環境調査のために指定されてる昆虫の一つだそうです。

やはり斑尾高原は、ミヤマクワガタが多く生息しているということはまだまだ環境が荒れていないということがいえるのではないでしょうか。
クワガタムシが居なくならないように環境を守っていきたいものです。

斑尾高原にきてミヤマクワガタを採取したお子さんたちは、家に戻ったら涼しくしてあげてください。
25度くらいで約2カ月の寿命と言われているミヤマクワガタですが、20度~23度位にしてあげると4カ月近く寿命が延びるそうです。
そして、体も大きくなるそうです。
そして、湿度も忘れずに・・・!。

秋に卵をうみ、冬をこして夏に成虫になるのに、平均的には2カ月足らずの寿命
採取したクワガタムシ大事に優しく見守ってほしいと思います。

梅雨空の間

今日の斑尾は、午前中だけ梅雨も中休み。
遠くの山々も霧がどんどんと消え、山の峰や谷がはっきり見えました。

山全体が、青みがかって普段とは違った景色です。

1981年に、沼の池から希望湖(のぞみこ)と呼ぶようになった湖までは、JAZZYから車で5分足らず、でも湿原東トレイルから希望湖まで森の中を歩いて行くこともできます。
約1時間のトレッキング。

その希望湖に行ってきました。
湖面には波がありましたが、遠くの山々と同じように全体に青みがかって
やけに落ち着いた風景でした。

日本を代表する日本画家、東山魁夷画伯(1908-1999)の作品「静映」を思い出しました。

1983年に開館した長野県の県民文化会館の中ホールの緞帳(縦9,5m横18m)の絵柄になってる作品です。

大ホールの緞帳は、小諸市出身の洋画家、小山敬三画伯の作品「紅浅間」が使われています。
いずれも、長野県にゆかりのある人の作品を・・ということだったとのこと。

東山魁夷氏は、「長野県の人々に親しみ深い風景の中でも、静澄な山の湖がふさわしい」とこの湖、沼の池(希望湖)にスケッチに訪れ作品にしたそうです。   1982年の作品です。

標高約860m、周囲2440m、南北740m、東西380m、最大貯水量48万5900トン、透明度4~5m、斑尾高原を訪れる人々には人気の湖です。

信越トレイルが湖畔を通り、脇に沼の池の伝説を伝える看板があります・・・・が
この文章、おらっちが書きました。

世界一の関田山脈

昨日、栃木県から来た中学生、そのトレッキング教室のガイドとして袴岳往復をしてきました。
午前中は、千曲川でラフティングをしてきたとのこと。
北信地方で川と山の楽しさを体験の旅です。

この間、協会員で整備されたトレイルを歩く中学生たちはとっても楽しそうでした。
途中にある袴湿原では、今トキソウがいっぱい咲いています。
ワタスゲはそろそろ終わりに近づいていました。

テレビとか本でしか見たことが無い朱鷺(トキ)の羽の色
トキソウは、その羽の色のピンクが似てるんで、その名がついたんだよ。
中学生たちは、ピンク色の花を見ながら朱鷺に思いをはせながら
歩いていました。

歩きながら、長野県と新潟県の県境をジグザグに歩いてることにも驚いていました。

あいにく、頂上からの眺めは、全くなし。
でも、1135mの頂上に、登った達成感は感じたようです。

下山がはじまり、ぶなの森に入ったとたん、みんながすずしッい~!!
この日は、森の中と外とでは4度くらいの気温差。
森の役割や、森のすごさ、大切さ、など・・・ちょっとウンチク。

トレッキングの終わりに、今日みんなが歩いた関田山脈の一部、袴岳は火山だったんです。そして関田山脈は、世界一の山脈なんです。
地球の歴史、時間を、一年の時間に短縮した時、この関田山脈全長約35km、標高の平均1000m弱を形成した時間は、たったの15秒。
こんなに、みじかい期間にこの様な山脈が出来たのは、世界にここだけなんです。
みんなは、今日世界一の山脈の一部を歩いたんです。

なんてことを、しゃべり挨拶をしてトレッキング教室を終了。
手を振りながら、見送りました。

只今・・・満開

今日も斑尾高原は、梅雨空で霧雨の天気です。
この様な天気に似合う花たちが咲き始めています。

アジサイの花たちです。
ガイド風に説明すると、ユキノシタ科アジサイ属ってとこですか!。

飯山から斑尾高原に来る道路際、盾の原神社を過ぎてからの右側のカラマツやミズナラ、イタヤカエデの木に、下から上に約5m近くもからみついて白い花を満載につけてる木があります。

10本近くの木に満開です。
イワガラミの花です。今の時期みごとに咲いてます。

同じように咲く花でツルアジサイがありますが、良く見ると花に違いがあります。装飾花のがく片が、イワガラミは1枚、ツルアジサイは、3~4枚。葉っぱも、イワガラミは、ハート形で縁のぎざぎざがあらくて鋭く、ツルアジサイは、葉が丸く縁のぎざぎざが細かい、この箇所で見分けがつきます。
ツルアジサイの若葉は食べることができます。

斑尾高原の森に入ると、これからこの二種類を見ることが出来るし、あちこちで紫がきれいなエゾアジサイが咲き始めています。
エゾアジサイの花は、花びらがありません。真ん中の細かい部分が両性花、外にあるのが装飾花で、青紫、淡紅、白などの色の花を見ることができます。

雨の日は・・・雨の日でなくても、自然のアジサイ巡りはいかがでしょう。